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2014年8月20日 / ouch!

第20回 折紙探偵団コンベンション 日記

大きな節目となる今回、初めてスタッフとしてフル稼働し、講師を初めて勤め、折図集に作品が初めて掲載され、同人的活動に初めて参加して薄い本(健全)に寄稿した、とまあ色々やったので個人的には意義深いものとなった。

一日目
スタッフの朝は早く、8時にはうすに集合した。荷を車に積んで運び出して会場に配置して一休みしつつ打ち合わせなどをし。
英語ができるからと外国人の講習で通訳をやることに。詳しくは後で。
ちょっと落ち着いたと思ったら今度は参加受付の開始。懇親会の受付に回される。川村氏、キャリコさんとともにやっていたら、金額が合わなくなったらしい。どうなったんだろ。
受付が終わってエリック・ドメイン氏の研究紹介と招待作家のアレサンドロ・ベバー氏の講演が行われた。その間に紙を折る人が多いのはもはや当たり前の光景である。講演終了後も時間まで受付役に徹して、お宿にGO。
スタッフの面子は新世代組+大学の折りサー若干名で、大体の人はこの期間中は朝陽館で雑魚寝パーティコースである。
折図集にあるほんしょいキーウィが鬼畜だと盛り上がり、skが皇帝キャラになった夜だった。朕ネタにハマる俺氏。
自分は徹夜しない方に回って特に何もしない、つもりだったんだけど、翌日のミキティー発表の資料が出来てないことが判明し、ハムロたんとライブ感溢れるお手伝いをして、2時半に就寝。ハムロたんは同い年で気が合うですよ。

2日目
また8時集合。ちょろっと暗幕張りを手伝って懇親会受付に回り、一息ついたら講習受付の隊列指導に行ってみたり。
スタッフの仕事が終わった昼前に自分の作品を飾った。
自分の展示は今迄で一番気合を入れた。急遽出来たコリー以外は和紙で折って、仕草を与えることに重点を置いた。ツバメはカチッとし過ぎて仕草もなにもないのだが。ペガサスは静、ユニコーンは動、という対比をしてみたのだが、わかってもらえたかなあ?
暗黒王子曰く「作風が違いすぎる」

IMG_3800.JPG

この日は若手勉強会の枠を固めてあり、メンバーの一員として、集団創作のアドバイザーをした。創作対象はヴィンテージカーの複合作品。自分の班は木下剛氏という重鎮と新世代高校生2人、ミキティー、大学生(HNが黒子だったはず)がタッグを組む。木下氏の遊び心とグイグイ行く推進力、高校生2人のエネルギッシュな行動力が良い感じに合わさって極めてスムーズに進む。自分が役立ったのは車輪パーツの素案を出したところくらい。

この日の夜は懇親会。色々ありましたよ。
今回は参加者が多く、会場が混み混みになると判断した山口さん、荷物はコンベンションバッグ一つに詰めた物だけ持ち込みを許すという判断をし、我々はやや混乱する。ホールは鍵がかかるため、今日がチェックインの宿泊組は荷物を置いて行ったら着替えとかが置き去りになる。かといってコインロッカーは東洋大近辺にはそんなに多くない。そんなこんなで、スタッフが短いローテーションで見張りを続けるという案に落ち着き、仕事が増えたのだった。
そんなのは置いといて、懇親会会場でのお話。Twitterで盛り上がりを見せる面々と思しきグループを見つけた新世代組は、ヒソヒソコソコソと、絡みたいけど絡めないシャイボーイ特有のリアクションに終始した。高校、大学学部が殆どらしいというのは把握していて、我々はもう平均年齢が高くなって来ていると感じさせられたよ。メシを食べてたら札幌の中学美術部で頑張る少年と邂逅。
ビンゴでは自分がOSMEバッグを当てる。そしてnaoくんとささみさんがレゴを当てるという新世代組の運の強さ。終わりに山口さんが70歳の誕生日祝いを貰ってうるうる。寝不足テンションのせいか、こっちも感極まるぜ…。

宿ではレゴをいじりーの、紙をいじりーのしながらTwitter勢の話題が続いたのだった。みんな仲良くなりたいんです。

3日目
朝は講習受付の札取り役。午後の最初に自分の講習があった。アデリーペンギンを星三つの2時間枠で教えるとなっていたのはキャリコさんが「意外とかかるんじゃないの〜?」と言ったのを信じたから。でもコンベンション前に実家でラーメン片手の弟に教えて30分だったので、かなり怪しいと思ってTwo heartsの折り方を整理してあった。この判断は正解で、アデリーちゃんはちょうど1枠分で終わってしまい坪さんにFacebookでネタにされる始末。受講者のレベルが高かったのもあって、Two heartsをやっても10分くらいは余った。ダベりを挟んで早めにクラスは解散。受講者に北大の材化棟の学生がいた。彼には是非ともジンギスカン鍋を創作してほしい(超ローカルネタ)。
なお、お疲れハイテンションのせいで、隣で講習やってた満席御礼なバシラスくんに「負けねー!」と講習前および講習中に宣言する事案が発生した模様。(大部屋を二つに割って同時に講習してた)

ペンギンの後に続けて講習(マリーの星)の通訳。始まっていきなり喋り続け、訳する暇を与えない強敵。しかもテセレーションで紙を正六角形に切るところから始まる。

俺、テセレーション初めてじゃん!!!

テンパる俺氏。
16等分のトライアングルプリーツと中心のねじり折りまではみんな順当に進むものの、その周囲にtriangle twistを入れていくあたりで講師の説明が適当になり大混乱。ただでさえテセレーションで時間がかかるのに、これでは1時間で終わるわけない。時間切れになっても皆講師に詰め掛け、なかなか閉会式に向かってくれなかった。

閉会式。nhさん、えずの軍団くん、受賞おめでとうございました。

片付けやって、打ち上げはマウイ・マイクス。

P.S.
薄い本、もとい若手創作家勉強会の研究ノートは2日目に早々と完売でした。著者への献本の分まで売りに回すほどの人気となり、感謝の極み。次はどうなるかな?

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